PR:オラクルが語る、ビッグデータ活用の現在とこれから

2012年3月14日

「ビッグデータ」という言葉が注目されています。ビッグデータのメリットやソリューションはまだ多くのベンダ、ユーザーが模索している段階ですが、多くのベンダがビッグデータ市場は大きく成長すると見て、こぞって参入を表明しています。

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その盛り上がりを見せるビッグデータ市場に、満を持して登場してきた大物ベンダ、オラクル。

データベースのトップベンダであるオラクルは、ビッグデータをどう見て、どのような戦略を立てているのでしょうか。Publickey 新野淳一が、日本オラクル 専務執行役員 三澤智光氏に聞きました。

オラクルが考える「ビッグデータ」とは?

──── 今、多くの企業がビッグデータに注目していますが、オラクルは以前からデータベースのトップ・ベンダーとしてビッグデータに近いポジションにありました。そのオラクル自身も現在、「ビッグデータ」という言葉を使い始めていますが、オラクルにとって「ビッグデータ」とは何を意味しているのでしょうか?

三澤氏 これまで、データベースの世界では「人間が明示的に入力したものを処理する」という時代が長く続いてきました。オラクルのデータベース製品は、そうした世界で長年、トップの地位を保ってきたわけです。

 しかし、ここ数年の間でいろいろなデバイスやサービスが登場し、そこから大量のデータが生成されるようになってきています。例えば、モバイル端末やソーシャル・メディア、オンライン・サービスといったものです。

 それら大量のデータを何らかのかたちで捉えて分析することにより、ビジネスや企業活動に役立てていこうというのが、今、オラクルがビッグデータという文脈でお話ししていることです。

──── ITの進化がビッグデータをもたらしたということですね。

三澤氏 例えば、海外のお客様からは、ソーシャル・メディアのデータなどを分析対象にしたいといったニーズが出てきています。また、証券のアルゴリズム取引のように、大量の売り買いデータを基にして瞬時に判断できるようにしたいといったニーズもあります。

 ITが人々の日常生活や企業活動とより密接に結び付くようになった結果、そこから大量のデータが生成されるようになった。そうしたデータを処理するニーズを端的に「ビッグデータ」という言葉で表現しているのでしょう。

──── これまでのデータベースの価値は、例えば「伝票を入力して集計する」といったわかりやすいものでした。それでは、ビッグデータを処理することのメリットは、どのようなものになるのでしょうか?

三澤氏 「大量のデータを高速に処理する」という面について例を挙げれば、自然エネルギーによる発電は発電量が不安定になりやすいため、電力計によって細かく制御する、いわゆるスマート・グリッドに用いるとか、あるいは英国のロンドン消防署で、火事の発生データをGPSで地図とマッシュアップして火事の広がりを抑制するという使い方をしているとかいったものがあります。

 一方、「企業における活用」という面では、大規模なアナリティクスがよく話題に上りますが、この領域はまだこれからでしょう。

なぜ企業での大規模アナリティクスはまだこれからだと三澤氏は分析するのでしょうか。詳細はOracleDatabase.jpの記事「オラクルのビッグデータ戦略はどこが違う? 何が凄い? ── Publickey 新野淳一氏が聞く」にてご覧ください。

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オラクルのビッグデータ・ソリューションとは? その特色は?

──── ビッグデータを活用したいという企業のために、オラクルはどのようなソリューションを用意しているのでしょう?

三澤氏 一般に、とにかくいろんなデータを大量に集めたいという場合には、非構造化データベースを利用したほうがシンプルに実現できます。そこでオラクルでは、まず大量のデータをハンドリングするために、BerkleyDBをベースに分散データベースとして改良した「Oracle NoSQL Database」を提供しています。

 また、オラクルのソフトウェアとハードウェアを融合した「エンジニアド・システム(Engineered Systems)」である「Oracle Big Data Appliance」に組み込むかたちで、集めた大量のデータを分散並列処理してデータの体系化を行うためのフレームワークとしてクラウデラ(Cloudera)のHadoopディストリビューションも提供しています。

 いちばん手間がかかるのは、体系化したデータを分析するために既存のRDBのデータとマッチングしたり、あるいはRDBに取り込んだりする部分です。これに対しては「Oracle Big Data Connectors」を用意しており、MapReduceのプログラミングなどを少ない手間で実現し、構造化データとして取り込めるようになっています。

オラクルのビッグデータ戦略について、核心が語られるこの続きは、OracleDatabase.jpの記事「オラクルのビッグデータ戦略はどこが違う? 何が凄い? ── Publickey 新野淳一氏が聞く」にてご覧ください。

ビッグデータ活用のヒントはOracle OpenWorld Tokyo 2012で!

4月4日~6日に開催される「Oracle OpenWorld Tokyo 2012」では、企業のビッグデータ活用を支援するオラクルのソリューションがさまざまなセッションで詳しく解説されます。詳しくは下記の記事をご覧ください。

“技術の融合”がもたらす革新とは何か? エンジニアド・システムとビッグデータ――「Oracle OpenWorld Tokyo 2012」の見どころ、聞きどころ

(本記事は日本オラクル株式会社提供のタイアップ記事です)

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Junichi Niino(jniino)
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