一番クラウド化したいのはストレージ、実際にもっともクラウド化されているのはメール、プライベートクラウドへの移行は時間がかかる。シスコの調査から
米シスコは、クラウドに関して13カ国1300人に対する調査を行った結果を「Cisco Global Cloud Networking Survey」として公開しました。
調査の結果、もっともクラウド化したいと考えられているのがストレージ、パブリッククラウドもしくはプライベートクラウド化が行われているもの、あるいはクラウド化する予定があるのはメール、ストレージ、コラボレーションソフトなど、企業のクラウドに対するアプローチが垣間見えます。
調査結果のファイルからハイライトを紹介しましょう。
クラウド化したいトップはストレージ
もしもアプリケーションを1つクラウド化するならどれか、という問いに対して、最も多かったのがストレージ、続いてERP、そしてメール、コラボレーションという順になりました。メールを押しのけてストレージが最も多かったのはやや意外です。それだけストレージの増大などが課題になり始めている、ということでしょうか。
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どのアプリケーションがすでにクラウド化されているか、あるいは来年中にプライベートクラウド、あるいはパブリッククラウド化する予定があるか、という問いに対しては、メール、ストレージ、コラボレーションの順となりました。
メールがトップなのは順当として、ここでも2位にストレージが入ったのが印象的です。
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クラウドへの移行にどれくらいの時間がかかると考えているか、という問いに対しては、プライベートクラウドへの移行の方が、パブリッククラウドへの移行よりも時間がかかるだろう、という回答になっています。パブリッククラウドへ移行する方が迅速にできる、と考えているようです。
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結果の詳細は「Cisco Global Cloud Networking Survey」(pdf)でご覧ください。
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