一番クラウド化したいのはストレージ、実際にもっともクラウド化されているのはメール、プライベートクラウドへの移行は時間がかかる。シスコの調査から

2012年5月22日

米シスコは、クラウドに関して13カ国1300人に対する調査を行った結果を「Cisco Global Cloud Networking Survey」として公開しました

調査の結果、もっともクラウド化したいと考えられているのがストレージ、パブリッククラウドもしくはプライベートクラウド化が行われているもの、あるいはクラウド化する予定があるのはメール、ストレージ、コラボレーションソフトなど、企業のクラウドに対するアプローチが垣間見えます。

調査結果のファイルからハイライトを紹介しましょう。

クラウド化したいトップはストレージ

もしもアプリケーションを1つクラウド化するならどれか、という問いに対して、最も多かったのがストレージ、続いてERP、そしてメール、コラボレーションという順になりました。メールを押しのけてストレージが最も多かったのはやや意外です。それだけストレージの増大などが課題になり始めている、ということでしょうか。

fig

どのアプリケーションがすでにクラウド化されているか、あるいは来年中にプライベートクラウド、あるいはパブリッククラウド化する予定があるか、という問いに対しては、メール、ストレージ、コラボレーションの順となりました。

メールがトップなのは順当として、ここでも2位にストレージが入ったのが印象的です。

fig

クラウドへの移行にどれくらいの時間がかかると考えているか、という問いに対しては、プライベートクラウドへの移行の方が、パブリッククラウドへの移行よりも時間がかかるだろう、という回答になっています。パブリッククラウドへ移行する方が迅速にできる、と考えているようです。

fig

結果の詳細は「Cisco Global Cloud Networking Survey」(pdf)でご覧ください。

あわせて読みたい

クラウド ストレージ Cisco




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本