PhoneGap 2.0がリリース。JavaScriptの性能向上、Windows Phoneサポートなど

2012年7月25日

モバイル向けにHTML5/JavaScript/CSSで開発されたWebアプリケーションをラップし、iOSやAndroidなどのデバイスにインストール可能なネイティブアプリケーションに変換できるフレームワーク「PhoneGap」が、最新版のPhoneGap 2.0としてリリースされました

PhoneGap | Adobe PhoneGap 2.0 Released

PhoneGapは昨年アドビに買収されAdobe PhoneGapとなっていますが、PhoneGapのソフトウェア自体は買収前にオープンソースとしてApache Software Foundationに寄贈。オープンソース版はApache Cordovaとなっています。

PhoneGap 1.0がリリースされたのは昨年8月のことでした。約1年でメジャーバージョンアップを果たしたことになります。

主な変更点はCordova WebViewやCLI、JavaScriptの改善など

PhoneGap 2.0の主要な機能を、発表資料を基に紹介します。

  • Cordova WebView
    ネイティブアプリケーションの一部に、ビューの部品として(as a view fragment)PhoneGapを用いることができる。
  • Command Line Tooling (CLI)
    Android、iOS、Blackberryのマルチプラットフォームにわたり、プロジェクト作成、デバッグ、エミュレーションなどの一般的操作を共通のコマンドラインで行える。
  • Web Inspector Remote (Weinre)
    Node.jsへ移植した。
  • Cordovajs
    プラットフォーム間で統一したJavaScriptのサポート。プラットフォーム全体にわたり劇的に性能、セキュリティ、APIの対称性などが改善した。
  • Windows Phoneサポート

また、iOS対応アプリの作成が改善され、Xcodeテンプレートのサポートを廃止し、コマンドラインからCordovaベースのアプリケーションプロジェクトを作成を行うようになるとのことです。

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