Node.js専用クラウドの「Node Ninja」、オープンβ開始
Yahoo! Japan子会社のファーストサーバは、 Node.js専用クラウドサービス「Node Ninja」のオープンβ版を6月5日から開始したと発表しました。
Node Ninjaは、Node.jsの開発元である米Joyentとファーストサーバの提携により、昨年10月に発表されたサービスで、発表以来クローズドβとして限られたユーザーにのみ試験的にサービスを提供してきました。オープンβの開始で、現在では誰でも申し込むことができるようになっています。
バックエンドデータベースにはMongoDB
Node Ninjaが提供するNode.jsは、JavaScriptによるサーバサイドプログラミングが可能な環境を提供すると同時に、通信やディスクアクセスなどI/O処理の途中でも結果を待たずに実行を続けるノンブロッキング機能などが特徴で、多数のネットワーク処理を高速で行うようなアプリケーションに向いています。
Node NinjaではバックエンドのデータベースとしてNoSQLのMongoDBも同時に提供しており、データベースの運用の手間を省いた運用が可能。GitHubとの連係機能もあるとのこと。
またクラウド基盤には、OpenSolarisをベースにJoyentが開発した「Smart OS」を基盤に用いた「Z Cloud」を利用。Z Cloudはメモリの利用を効率化し、ZFSファイルシステムでディスクI/O性能を高め、DTraceによるパフォーマンスのリアルタイム分析などを可能にしたIaaSで、CPUバースト機能で、瞬間的なアクセス集中時には追加料金なしで数倍のCPUリソースを自動的に割り当てるなど、高性能を強調しています。
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