jQuery Mobile 1.1RCが早くも登場
昨年11月にjQuery Mobile 1.0が登場してから約3カ月、早くもjQuery Mobile 1.1RC(リリース候補版)が登場しました。
jQuery Mobileは、HTML5のタグを書くだけでプログラミングをせずにモバイルアプリケーションが作れてしまうJavaScriptのフレームワーク。開発されたアプリケーションは、iOS、Android、WebOS、Windows Moblie、Symbianなどさまざまなモバイルプラットフォームで動作します。
固定スクロールバーや画面遷移の改善
jQuey Mobile 1.1RCでは数多くの改善点があると伝えられています。
1つ目は、固定ヘッダや固定フッタ(fixed toolbars)の改善です。これまで固定ヘッダや固定フッタは、画面スクロール中にはいったん消えて、スクロールが停止すると現れるという、やや不自然な動作で実現されていました。
今回の1.1RCからはスクロール中も固定ヘッダや固定フッタは消えたりせず、ずっと固定位置に表示されたままの「本当の固定ヘッダ、固定フッタ」が主なモバイルプラットフォームで実現されるようになります。
2つ目は画面切り替え動作がスムーズで高速になった点。jQuery MobileはデフォルトでWebページが切り替わるときにアニメーション表示が行われ、美しい画面遷移が実現できるのですが、そのアニメーションがよりスムーズで高速になったとのこと。
そのほか、新しい画面遷移、新しいユーザーインターフェイス部品などの改善が行われています。ファイナル版は2週間以内に提供が予定されているそうです。