グーグル、ブラウザからすぐに試せるJavaScriptベンチマークテスト「Octane」を公開
Webブラウザは、スプレッドシートやワープロのような複雑なJavaScriptアプリケーションや、地図のような複雑なグラフィックの表示など、さまざまな動作を高速で実行することが求められるようになりました。
グーグルはこうした複雑になってきたWebブラウザとその上で走るJavaScriptの実行速度を計測するための新しいベンチマークツール「Octane」を公開しました。ソースコードはオープンソースとなっています。
Octaneは複数の目的別ベンチマークを集めた統合ベンチマークのようなものです。これまでのV8ベンチマークに加えて、ClosureやjQueryのような一般的なJavaScriptライブラリをいかに高速に実行できるかを計る「CodeLoad」や、ゲームを高速に実行できるかを計るためにゲームボーイエミュレータを基にした「GB Emulator」、2次元の物理エンジンや3次元の物理エンジンを基にした「Box2DWeb」「Mandreel」など、現実のアプリケーションに近い動作を持つものを採用しています。
スタートボタンを押すだけで実行
OctaneのページをWebブラウザで表示すると「スタートボタン」が表示されます。クリックするだけで、次々にベンチマークが実行されていき、それぞれのスコアが表示されていきます。
実行し終わるとトータルのスコアが表示されます。
簡単に実行できるので、試してみてはいかがでしょうか。