HTML5ベースのモバイルアプリが作れる「Sencha Touch 2.0」公開。性能向上とiOS/Androidネイティブ変換機能が目玉
Senchaは、HTML5/CSS3とJavaScripプログラミングでiOSやAndroidなどに対応したモバイルアプリケーションを構築できるフレームワークの最新版、「Sencha Touch 2.0」を公開しました。
Sencha Touchは、jQuery MobileのようにHTML5をベースにしたアプリケーションフレームワークです。jQuery MobileがHTML5のタグのみで基本的なアプリケーションを開発できるのに対し、Sench TouchではJavaScriptプログラミングが必要になります。その分、アプリケーションの細かい作り込みや、サーバと連係したアプリケーションなどが可能になっています。
関連ソフトウェアとしてSencha DesignerやSencha Touch Charts、Sencha Animatorなどが揃っており、Sencha自身による有償でのトレーニングやサポートが提供されています。無償ライセンスも用意されています。
コマンドラインからiOS/Androidネイティブアプリ変換
Sencha Touch 2.0は前バージョンよりも性能向上を実現。UIの反応速度やレンダリング速度を改善。また、MVCモデルを用いており、よりシンプルなプログラミングを実現していると説明されています。
Sencha SDK Toolsを用いることで、iOSもしくはAndroidに対応したネイティブ形式への変換が可能。コマンドラインから変換でき、PhoneGapよりも手軽に利用できそうです。説明ビデオから。
ネイティブ変換の様子を見ると、ネイティブバイナリを生成しているわけではなさそうなのですが、詳細は不明です。
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