HTML5を全面採用したグループウェア「desknet's NEO」、企業内ソーシャル機能も統合。エンタープライズ市場ではHTML5を受け入れる状況が整ってきたのか
HTML5を全面採用し、PCのWebブラウザだけでなくタブレットやスマートフォンにも対応したグループウェア「desknet's NEO」をネオジャパンが12月にリリースすることを明らかにしました。
desknet's NEOは同社の現行製品であるdesknet'sの後継製品で、スケジュールやメール、ワークフロー、文書管理などの機能を備えています。新たにTwitterのように140文字のつぶやきを社員間で気軽に共有でき、メールより気軽に使えるダイレクトメッセージ機能を搭載した企業内ソーシャル機能「ネオツイ」をグループウェア内に統合しています。
現行のdesknet'sユーザーは、基本的に無償でdesknet's NEOへのアップグレードライセンスが提供されます。
HTML5全面採用と企業内ソーシャル
desknet's NEOはユーザーインターフェイスにHTML5を採用した結果、画面に対する操作はネイティブアプリケーションのようにクライアント上でダイナミックに行われるため優れたユーザー体験を提供すると同時に、PCのWebブラウザとタブレットで同じ画面構成、操作性を実現。スマートフォンでは小さな画面に最適化されていますが、こちらもHTML5で構成されている点は同じです。
ソーシャル機能ネオツイは、関係者によるとあえてTwitterなどと文字数を揃えることで、今後の連係などの展開をしやすくしているとのことで、未定ながらTwitterやFacebookなど外部サービスとの連携を視野に入れているとのことでした。
エンタープライズ市場がHTML5を受け入れる状況に
Facebookが、モバイル向けにはHTML5ではなくネイティブアプリを選択したように、HTML5の機能や実装にはまだ不十分な部分は少なくありません。しかし、ネオジャパンが企業向けのメジャーなアプリケーションの構築にHTML5を全面的に採用したという事実は、一般的な業務アプリケーションレベルではHTML5が十分使えるレベルになってきていること、そしてそれをエンタープライズ市場が理解し、受け入れる環境が十分に揃ってきたことを示しているのではないでしょうか。
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