Google、メガネ型のウェアラブルコンピュータをスカイダイビングの生中継で披露。カメラ、マイク、ディスプレイなどを搭載。Google I/O 2012
Google I/O 2012が開幕しました。初日の基調講演では、Nexus Qという新型デバイスの発表というサプライズがありましたが、それを越えるサプライズが最後に待っていました。
それは、会場上空からのスカイダイビングを、Googleが開発したメガネ型新デバイスで生中継するというもの。
(本記事は「高速化したAndroid 4.1、タブレットのNexus 7、そして家庭用新デバイスNexus Qが登場。Google I/O 2012」の後編です)
上空からGoogle I/O会場へダイビング!
基調講演に突然割り込んで登場してきたGoogle創立者のひとり、サーゲイ・ブリン氏。変なメガネをかけている。「このグラスユニットを見せに来たんだ」と会場に説明したあと、中継先へ呼びかける。
中継先はヘリコプターの中。スカイダイビングのスーツに身を固めた数人。同じく変なメガネをかけている。「ちょうどそこはモスコーニの上空だね。窓の外を見せてくれないか?」(モスコーニセンターは、このGoogle I/Oイベントが行われているサンフランシスコの会場)
「これがメガネを通した、Googleハングアウト(Google+のビデオ会議機能)の映像だ」(会場から拍手)
「じゃあいくか!」
ヘリから飛び降りる!
急速に落下していく映像。
「これが本当のHangouts on the Airだ(笑)」(サーゲイ氏)
パラシュートが開く。
モスコーニセンターの屋上が見えてくる。あそこに着地するのか!
次々に着地。
すると自転車部隊にタッチ。
モスコーニの広い屋根からジャンプ!
バルコニーらしきところへ。
手すりから伸びるロープへ切り替えて。
壁づたいに落ちていく!
最後はまた自転車で会場内を走り抜ける。
ステージの明かりが見えてきた。
ステージへ駆け上っていく。
サーゲイ氏と握手。
「なぜこのメガネがこんなにエキサイトなのか、説明してもらおう」(サーゲイ氏)
Google Glass
これはGoogle Glassのプロトタイプだ。
ディスプレイで情報を見ることができて、プロセッサ、メモリを備え、マイクロフォンがついていて、スピーカーで音も聞こえる。
ジャイロスコープ、加速度系、コンパスなどのセンサーも備えており、物理的な現在位置を認識することもできる。
この新しいデバイスでは、赤ちゃんがこちらを見る瞬間や、友達の自然な表情を捉えられる。
新しい自然な形で情報を見ることもできる。新しいテクノロジーであり、この会場でのみ予約を受け付ける。1500ドルで、来年早期に出荷する予定だ。デベロッパーのフィードバックがほしい。
Google I/O 2012
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