EnterpriseDBが、クラウドでPostgreSQLを提供する「Postgres Plus Cloud Database」を開始
クラウド上でリレーショナルデータベースをサービスとして提供する、いわゆる「DBSaaS」(Database as a Service)には、Windows AzureのSQL Azure、AmazonクラウドのAmazon RDS、セールスフォース・ドットコムのDatabase.com、そしてHerokuのHeroku Postgresなどがあります。
そこに新たに加わったのが、PostgreSQLをベースにしたデータベース製品を提供してきたEnterpriseDBによる新たなサービス「Postgres Plus Cloud Database」です。
自動フェイルオーバーやスケーリングも
Postgres Plus Cloud Databaseは基本的にはAmazonクラウド上で提供されます(HP CloudとOpenStackにも対応しているとのことです)。
利用方法には、あらかじめ用意されたイメージファイルを基に自分でインスタンスを立ち上げる「Launch on EC2」と、サービスとして提供されているものを利用する「Hosted DBaaS」の2種類があります。
データベースはクラスタとして起動し、スケジュールに従って自動的にバックアップを行う機能、レプリケーション機能、可用性のための自動修復機能、自動フェイルオーバー、ロードバランスなどの機能を備えています。
また、あらかじめ定められたディスク容量やコネクション数、負荷などに応じて、ストレージやプロセッサに対するスケーリング機能もあります。
対応するバージョンは、PostgreSQL 9.1もしくはPostgres Plus Advanced Server 9.0。無料のトライアル版も用意されています。
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