クラウドAPIを共通化する「Deltacloud」バージョン1.0が正式公開
IaaS型クラウドに対するインスタンスの作成、起動、終了、リブートなどの操作は、当然ながらクラウドごとに独自のAPIが用意されています。The Apache Foundationがオープンソースとして開発する「Deltacloud」は、こうしたクラウドごとに異なるAPIをラップして共通化するためのソフトウェアです。
そのDeltacloudのバージョン1.0が正式に公開されました。
Deltacloudを利用することで、クラウドに対するAPIが共通化されるため、たとえクラウドを別のものに乗り換えても、アプリケーション側を変更することなくそのまま利用できるとの利点が説明されています。
12種類のクラウドに対応
Deltacloudはサーバ上でデーモンとして実行しておき、DeltacloudのREST API経由でクラウドに対してインスタンスの作成や起動といった操作を行うと、それが各クラウドのネイティブAPIへと置き換えられ、実際の操作が行われるようになっています。
またjQuery Mobileで作られたHTMLインターフェイスも備えており、タブレットなどのモバイルデバイスからも操作可能とのことです。
現時点で対応しているクラウドの一覧ページのキャプチャを以下に掲載します。全部で12種類あるようです。
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