AMD、最大16コア/3.5GHzのサーバ向け新Opteronプロセッサ発表。Javaベンチマークが24%向上と
AMDは、次世代「Piledriver」コア・アーキテクチャをベースにしたサーバ向けの新プロセッサ「Opteron 6300」シリーズを発表しました。
新Opteronは最大16コアを搭載。16コア搭載モデルの周波数は2.5GHzから2.8GHzですが、AMD Turbo Coreテクノロジーにより一時的に最大周波数が3.5GHzから3.8GHzまで拡大可能で、負荷がかかったときの性能が一時的に拡大します。最大384ギガバイトのメモリを搭載可能。
また、16コアモデルには周波数1.8GHzながらTDPが85Wという低消費電力のモデルも用意されています。
Javaの実効性能が向上
AMDは新OpteronでJavaの実効性能が大きく向上していることを説明しています。プレスリリースから引用。
Java性能を評価する上で使用されるサーバー・ベンチマークであるSpecjbb2005において、業界でもトップクラスの性能を実現し、前世代のAMD Opteron 6200シリーズ・プロセッサーと対比して、最大24%性能が向上しています。
コア数だけで性能を比較することはできませんが、インテルのサーバ向けプロセッサであるXeonはコア数が最大でXeon E7の10個ですから、AMDのOpteron 6300シリーズは並列処理指向のアプリケーションにとって魅力的なプラットフォームになりそうです。
Opteron 6300シリーズを搭載したサーバは、デルとヒューレット・パッカードから年内に出荷予定で、Cray、SGI、Supermicroなどのベンダからは製品がリリースされているとのことです。
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