[速報] HerokuがJavaへの対応強化を発表、エンタープライズ向けに。Dreamforce 2012
Ruby on RailsやPython、Node.jsなどに対応するPaaS型クラウドを提供するHerokuは、エンタープライズ用途に向けたJava対応の強化を発表しました。
同社はセールスフォース・ドットコム傘下の企業で、発表はサンフランシスコで開催中のイベント、Dreamforce 2012の基調講演で行われました。
Herokuはすでに昨年8月にJava対応の開始を発表しており、Java VM上で動作するClojureなどの言語サポートも開始していました。今回は企業のミッションクリティカルなアプリケーションの開発にも対応すべくJavaにフォーカスして機能強化などを行ったものです。
JDK 7対応。Java EEへの言及はなし
今回の主な強化点は以下が挙げられています。
- Javaの最新バージョンであるJDK 7の対応。開発中のJava 8 Buildへの対応
- キャッシュ、垂直スケーリング、PostgreSQLデータベース
- Herokuランタイム。開発とステージング環境の用意
- Eclipseからのデプロイのサポート
- 継続的デリバリのサポート(アトラシアンのツールとの統合により)
- SLAを含むエンタープライズ向けサポート
発表では「エンタープライズ向けにフルスタックのJavaをサポート」という点が強調されていますが、発表ではJava EEには全く触れられていないことから、Java EEとは違うJavaのフレームワークが用いられていると思われます。
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