モバイルに最適化した5kBのJavaScriptフレームワーク「jqMobi」が正式版公開
モバイルデバイスのレンダリングエンジンとして事実上の標準になっているWebkitに特化し、iOSやAndroidに最適化したJavaScriptフレームワークの「jqMobi」が、正規版となる1.0を公開しました。
jqMobiは、jQuery Mobileと同様にHTML5をベースにモバイルアプリケーションを開発できるJavaScriptフレームワークのコアモジュール。jQueryと同様の文法を備えたセレクタエンジンです。
ユーザーインターフェイスを構築するモジュールである「jqUi」と合わせて使うことで、HTML5のタグを記述することによりモバイル向けユーザーインターフェイスを備えたアプリケーションの開発が可能になります。
小さくて早いのが特徴
jqMobiとjqUIの特徴は、Webkit上でのモバイル向けアプリケーションに特化したことでサイズを小さくできたこと、環境に最適化できたことです。jqMobiのサイズは圧縮後に約5kB、jQueryが31kBですから相当小さいことが分かります(機能的にもjqMobiはjQuery Mobileのサブセットです)。
また、速度も高速で、Androidなどで起きていた固定ツールバーのバグなどにも対応済みとのこと(これはjQuery Mobileでも次のバージョンで対応予定です)。
今後のバージョンアップでは、jqMobiのコア部分はこれ以上大幅な機能アップをせず小さく抑えたまま、ユーザーインターフェイスのテーマを作るためのツールなど、UIまわりの強化を検討しているそうです。
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