2013年予定のjQuery 2.0、IE8以下はサポート廃止の方針
2013年初頭にリリースを予定しているjQuery 2.0では、Internet Explorer 6/7/8のサポートをしないという方針が、jQueryのブログ「jQuery Blog » jQuery Core: Version 1.9 and Beyond」で明らかにされました。
jQueryは現在1.7が最新バージョンで、先週1.8β1が公開されたばかり。ブログによると、この先のロードマップは次のように説明されています。
jQuery 1.9 (early 2013)
1.8で使用されなくなったインターフェイスの多くを削除。そのうちのいくつかはプラグインか代替APIでサポートされる。
jQuery 1.9.x (ongoing in 2013 and beyond)
継続してバグフィクスを行う。
jQuery 2.0 (early 2013, not long after 1.9)
jQuery 1.9とAPIは同一にするが、IE 6/7/8はサポートしない。
jQuery 1.9と2.0は互換性を持ち続ける
jQuery 2.0ではIE 6/7/8のサポートを廃止することで、より小さく、速く、またIE 6/7/8のサポートにより生じていた問題も発生しなくなるとのことです。
またjQuery 2.0リリース以降も、IE 6/7/8をサポートするjQuery 1.9のメンテナンスは継続し、機能追加もプラグインで行うことによって1.9と2.0の両方で互換性を持ち続けるようにしていくとの方針が説明されているため、IE 6/7/8をサポートしたいWebサイトではjQuery 1.9を使い続けることができます。
この方針は、6月28日と29日に行われたjQuery Conference '12の基調講演でも説明されました。以下はそのスライドです。
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