マイクロソフト、次期SQL Serverのテクノロジープレビュー第3版を公開、日本語版も登場
マイクロソフトは、次期SQL Server(コードネーム:Denali)のテクノロジープレビュー第3版を公開したことを、SQL Server Product Mangerのブログなどで明らかにしました。日本語版も含まれているため、日本のユーザーも新機能などを試すことができるようになっています。
次期SQL Serverでは、ミッションクリティカルに対応しダウンタイムを減らすための可用性の強化と、誰にでも使いやすいインターフェイスで大量のデータを分析するビジネスインテリジェンス機能の強化などが行われる予定です。
すべての企業内ユーザーが使えるBI機能を
ロサンゼルスで今週開催されたWorldwide Partner Coferenceのデモンストレーションでは次期SQL Serverの新機能として、まるでエクセルのワークシートでグラフを表示するように、画面右ペインのデータソースからデータを中央にドラッグ&ドロップし、グラフの種類を選択してグラフ化することで、簡単にデータ分析が可能になる様子が紹介されました。
同社Server and Tool Business部門プレジデントのSatya Nadella氏は、企業内ユーザーの72%がビジネスインテリジェンスのツールを利用できていないと指摘。次期SQL Serverでは、すべてのユーザーにこの機能を提供するものになると話しています。
また、Windows Azureで提供されるデータベースサービスのSQL Azureは、SQL Serverと連係して開発されているため、次期SQL Serverのリリースと同時がリリース後遠くない期間で、同様の機能が提供されると予想されます。