これからのデータセンターは熱くてサウナみたいになる! と、インテル
データセンターやサーバルームといえば、がんがんに冷房が効いて、しばらく作業していると手がかじかんでくる……という経験をした方も少なくないはず。
ところがインテルは「Still Cooling Your Data Center?」(まだデータセンターを冷やしてるの?)という、これまでのデータセンターの常識をひっくり返すビデオを公開しました。
Still Cooling Your Data Center?
半裸でオフィスを練り歩く二人、どこへ向かっているのかというと……
データセンターという名の、そこはまるでサウナ。中から出てきた二人は「いい汗かけよ!」と元気に挨拶。
まだデータセンターを冷やしてるの? と、インテル。おなじみのサウンドロゴが「パン、パパパパン」と鳴り響きます。
ビデオはこちら「Still Cooling Your Data Center?」。
高温運用が当たり前に
まあこのビデオはふざけすぎているかもしれませんが、あわせて公開されているインテルの資料「Data Center Efficiency and Power Solutions」の17ページには、High Temperature Operation(高温度運用)として、これからのデータセンターは35度から40度以上で運用されると記されています。
これまで高温ではハードウェアの動作が不安定になったり寿命が短くなるとされてきましたが、グーグルが2007年にハードディスクドライブの故障と温度には直接の関係がないことを示すレポートを公開するなど、データセンターは高温運用へと進んでいるようです。
40度とは、サウナほどではありませんがまるで真夏の気温です。データセンターが寒かったことは昔話になり、作業するには熱中症に気をつけなければならなくなる、なんて日が来そうですね。そもそもその頃には、クラウド化が進んで稼働中のデータセンター内部で作業する必要はほとんどなくなるのでしょうけれど。
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