グーグル、NoSQL軽量ライブラリ「LevelDB」を公開。ChromeブラウザのIndexedDBとして採用
グーグルはキーバリュー型データストアを実現するライブラリ「LevelDB」を公開しました。
LevelDBはSQLをサポートせず、クライアント/サーバ型でもなく、シングルプロセスからアクセスされることを想定したいわゆるNoSQLの高速なキーバリュー型データストアを実現するためのライトウェイトなライブラリだと説明されています。
ChromeブラウザでHTML5の仕様として策定中のIndexedDBを実装するものとして開発されたようです(ドキュメントに明記されていないのですが)。
LevelDBを開発した理由
LevelDBのWebサイトによると、LevelDBは以下の主な機能を備えています。
- 基本的な操作は、Put(key,value), Get(key), Delete(key)
- 1つのトランザクションとして複数の変更操作が可能
- データは自動的に圧縮し保存される
Hacker Newsの記事によると、当初はLevelDBを開発する代わりに平林幹雄氏が開発したTokyo Cabinetの採用が真剣に検討されたとのことですが、今回の用途には合わなかったためにLevelDBを開発したとのことです。