NoSQLのCassandraが1.0に。読み込み性能は400%向上
The Apache Software Foundationは、「Apache Cassandra 1.0」のリリースを発表しました。CassandraはNoSQLデータベースの代表的なソフトウェアです。もともとはFacebookで2008年に大規模データ処理のために開発され、その後オープンソースとなって2009年からApache Software Foundationのプロジェクトとして開発されていました。
分散処理に対応したスケーラブルなデータベースで、単一障害点(Single Point of Failer:SPOF)がなく、ノードを追加していくことで自動的に性能が向上していくという特徴を備えています。
400%の性能向上
Cassandraの主要な開発者であるJonathan Ellis氏が所属するDataStaxのブログにポストされた「What’s new in Cassandra 1.0: Performance」によると、Cassandra 1.0では書き込み性能が40%向上、読み込み性能に至っては、400%もの向上を果たしたとのこと。
we’ve increased our write performance a respectable 40%. But the real area we wanted to focus on improving was read performance, which we succeeded in increasing a phenomenal 400%!
私たちは書き込み性能を40%向上させた。しかし本当にわたしたちが性能向上のためにフォーカスしたかったのは読み込み性能で、これは400%という驚異的な性能向上に成功した。
また、カラムファミリーベースのデータ圧縮に対応、メモリとディスク管理の向上など、Cassandra 1.0の新機能についてはDataStaxの以下のエントリで詳しく紹介されています。