Node.jsを手軽に試せるJavaScript統合開発環境「Cloud9 IDE」、クラウドでの提供開始
オープンソースとして開発されているJavaScript統合開発環境の「Cloud9 IDE」が、クラウド上のサービスとして提供開始されました。Cloud9 IDEサービスを立ち上げたのは、Cloud9 IDEの開発元でもあるAjax.org。
Cloud9 IDEは、Node.jsが動作するサーバの上にWebアプリケーションとして実装された、Node.js対応のサーバサイドJavaScriptのための統合開発環境です。Node.js上に実装されたということはつまり、Cloud9 IDE自身もJavaScriptで記述されています。
Node.jsを試してみたいけれど、自分でインストールしたり環境を構築するのは面倒、という人にちょうどいいのではないでしょうか。
Cloud9 IDEサービスの利用は有償で、1ワークスペースあたり1日ごとに0.33ユーロ、もしくはワークスペース無制限で1カ月あたり39ユーロ。30日間の無料トライアル期間があります。また、オープンソースプロジェクトとして利用する場合には無料になります。
シンタックスハイライト対応エディタ、デバッガ機能などを搭載
公開されている画面から、主な機能を紹介しましょう。すべての機能はWebブラウザから利用します。まず基本となるのがコードエディタ。ファイル選択、シンタックスハイライト。GitHubとも統合されており、リポジトリへも簡単な手順でアクセス可能。
開発環境からそのままNode.jsプログラムを実行可能。ステップ実行、ブレークポイント、変数モニタなどのデバッガ機能。
チームで開発する機能もサポートしており、プロジェクトへの新規メンバーの招待、タスクのアサイン、メンバー間のチャットなどの機能があります。
Cloud9 IDEは前述のようにオープンソースとして開発されているため、コードをダウンロードして自分で実行することもできます(ajaxorg/cloud9 - GitHub)。
以下のビデオではCloud9 IDEを使い、Node.jsで“Hello, World!”を出力する手順を紹介しています。約6分です。
Cloud9 IDE Basics from Fabian Jakobs on Vimeo.