JavaScriptによるWeb統合開発環境「Orion」、Webブラウザで試せる「OrionHub」でβ版公開
「Orion」は、Webアプリケーションの統合開発環境を、JavaScript/HTML/CSSなどのWeb技術を用いてWebブラウザ上で実現しようとするオープンソースのプロジェクトです。Javaベースの統合開発環境として知られるEclipseを開発しているEclipse Foundationが開発しています。
Orionは現在開発中のソフトウェアですが、広く開発者からフィードバックを得るという目的で「OrionHub」というサイトが開設。ここからサインインすることでOrionを試すことができます。
Firefox 3.6で試してみた
実際に試すには、OrionのWebサイトからメールアドレスを登録します。すると、IDとパスワードがすぐにメールで送られてきます。このIDとパスワードを用いてサインインすると、すぐにOrionの画面が立ち上がります(Firefox 3.6で試しました)。
ナビゲーション画面に表れるファイル一覧からは、フォルダの作成、新規ファイルの作成などができます。
ファイルをクリックすると、エディタ画面に切り替わります。
すでに多くの開発関連のツール、バグトラッキングシステム、バージョン管理システム、ドキュメントなどの多くはWebブラウザから利用できるようになっています。開発ツールそのものがWebブラウザで動作することで開発ツールすべてがWebブラウザベースになる、ということも現実味を帯びてきました。
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