IPA、情報セキュリティスペシャリスト試験の対象言語にJavaScriptを追加、Perlを外す
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は10月26日、情報セキュリティ技術の専門家として情報セキュリティ管理を支援する人を対象とした「情報セキュリティスペシャリスト試験」において、これまで出題対象としていたC++、Java、Perlの3種類の言語からPerlを外し、JavaScriptを追加することを発表しました。
JavaScript、JScriptなどを標準化する目的で作成された「ECMAScript」を追加し、「Perl」を削除する。
上記の変更は平成24年度春期試験から実施されます。
JavaScriptの利用が一般的に
情報セキュリティスペシャリスト試験は、「情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守において、情報セキュリティポリシに準拠してセキュリティ機能の実現を支援し、又は情報システム基盤を整備し、情報セキュリティ技術の専門家として情報セキュリティ管理を支援する者」を対象とした国家試験です。
情報処理技術者試験の中でももっとも難しいスキルレベル4に分類されています。
PerlはWebアプリケーションのサーバサイドで使われるプログラミング言語として普及していますが、現在ではAjaxの普及を端緒として、それ以上にJavaScriptを用いたWebアプリケーションが一般的になっています。今回の言語の変更はそうした状況を反映したものでしょう。
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