グーグル、「Google Cloud SQL」を発表。Google App EngineにMySQLをベースにしたリレーショナルDBを追加
グーグルは同社のクラウドでリレーショナルデータベース機能を利用できるサービス「Google Cloud SQL」を公開しました。Google Labsの扱いで、限定プレビューとなっています。
グーグルはGoogle Cloud SQLを次のように紹介しています。
By offering the capabilities of a MySQL database, the service enables you to easily move your data, applications, and services into and out of the cloud.
(略)
To ensure that your critical applications and services are always running, Google Cloud SQL replicates data to multiple geographic regions to provide high data availability.MySQLデータベースの能力を提供することで、このサービスはあなたのデータやアプリケーション、サービスを私たちのクラウドへと容易に移動できるようにするでしょう。
クリティカルなアプリケーションのサービスの維持を確実にするため、Google Cloud SQLはデータを地理的に複数の場所に対してレプリカを行い、可用性を高めています。
Google Cloud SQLの利用にはGoogle App EngineのアプリケーションからJDBCなどのデータベースAPIを使うと説明されています。
グーグルは2010年5月に、Google App Engine for Businessの機能としてリレーショナルデータベースを提供すると発表していました。
Google Cloud SQLの発表は、このリレーショナルデータベースの機能に相当するものです。その後、Google App Engine for Businessで予定されていた機能はすべて通常のGoogle App Engineの機能として提供されることに路線が変更されています。
限定プレビューが順調に進めば、Google App EngineはNoSQLのBigTableと、SQLのGoogle Cloud SQLという2つのデータベースを利用可能なPaaSになることでしょう。