グーグル、FlashからHTML5への変換機能「Swiffy」を、アドビのFlash Professionalの拡張機能として提供
グーグルは、7月に公開していたFlashからHTML5への変換ツール「Swiffy」を、アドビのFlash開発ツールであるFlash Professionalの拡張機能にした「Swiffy Extension for Flash Professional」を発表しました。
これにより、Flashプログラマが従来の開発ツールを使いながら、ワンクリックでHTML5のインタラクティブなアニメーションを開発できるようになります。Swiffyは現在β版として公開されています。
変換はサーバサイドで
SwiffyがサポートするFlashのバージョンは、SWF 8とActionScript 2.0のサブセット。これをWebkit対応のWebブラウザでの動作を想定したHTML5、CSS、JavaScriptファイルに変換します。
変換時にSwiffyで変換できなかった機能などがあれば、ワーニングなども表示されます。変換はSwiffyが提供しているサーバサイドのサービスによって行われるため、利用者はつねに最新の変換機能が利用可能。
FlashからHTML5への変換がどこまで使えるようになるか
FlashからHTML5への変換機能は、アドビ自身も「Wallaby」という実験的なツールを3月に公開しています。また、Flashでタイムラインを設定するようにHTML5アニメーションが作れる「Edge」もプレビューバージョンを公開しています。
アドビはモバイル版Flash Playerの開発を中止すると発表しており、いままでFlashで開発されていたモバイル向けのインタラクティブな広告やアプリケーションの開発はHTML5へと急速に移行が進んでことは間違いありません。その移行を助けるツールとしてSwiffyやWallabyのような変換ツールがどこまで使えるものになるのか、多くのFlashプログラマが注目しているところでしょう。