ERPにもコンシューマライゼーションの波。インフォアがWebベースの新UI「Infor Workspace」を発表
米インフォア・グローバル・ソリューションズは、同社製品の新しいWebベースのユーザーインターフェイス「Infor Workspace」を発表しました(日本語のプレスリリース)。
業務アプリケーションのWebアプリケーション化と、コンシューマ製品のように使いやすくするというコンシューマライゼーションは、IT業界全体に共通する方向性です。Infor Workspaceはその2つを具体的な形でERPにもたらしたものとなります。
Infor Workspaceでは業務アプリケーションにコラボレーション機能やビジネスインテリジェンスの機能も統合しています。これも最近の業務アプリケーションに共通する方向性です。例えばセールスフォース・ドットコムは「Chatter」によりCRMとコラボレーション機能を統合しようとしており、オラクルは現在開発中の業務アプリケーション「Fusinon Applications」にコラボレーション機能を埋め込もうとしています。SAPも業務アプリケーション、ビジネスインテリジェンス、コラボレーションの有機的な連係に取り組んでいます。
マイクロソフトのShare Pointをベース
インフォアはマイクロソフトと戦略的アライアンスを結んでおり、マイクロソフトの技術をベースにした製品展開を行っています。Infor Workspaceもマイクロソフトのポータル製品である「SharePoint」を応用したものです。
以下の画面は11月に行われた同社の発表会で公開された画面です。
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iPadのようなタブレットデバイス用のユーザーインターフェイスも開発しているとのことでした。
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Infor Workspaceは同社製品の一部のラインナップから対応し、今後さらに対応製品を増やしていくとのことです。