グーグルはChrome OSでOSをWeb化、マイクロソフトはWindows 8でOSをWeb化、モジラもWeb対応シェルの「Webian Shell」を発表
グーグルは5月にChrome OSを搭載した「Chromebook」を発表。Chrome OSではWebブラウザがシェルになっていて、すべてのアプリケーションがWebアプリケーションです。
マイクロソフトは先週、来年リリース予定のWindows 8のプレビューを発表。HTML5とJavaScriptで構築されたアプリケーションのサポートを発表しました。
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HTML5とJavaScriptで開発されたWebアプリケーションのOS/シェルでのサポートが進んでいます。
そしてモジラも、OSのシェルとしてフルスクリーンで動作する「Webian Shell」を、Mozilla Labで開発中であることを明らかにしました。
Windows、MacOS、Linuxのシェルになる
Webian Shellは、Windows、MacOS、Linuxのシェルとして動作し、すべてのユーザーインターフェイスをWebブラウザ上で実現することを目指したフルスクリーンブラウザです。まだ開発が始まったばかりで、現在のバージョンは0.1。
左上には、Webブラウザと同様に進む、戻るボタンがあり、左下にはホームボタンとタブが用意されています。
今後はホームスクリーン、ウイジェット、Webアプリケーションのインストール機能などを搭載していく予定とのこと。
ホームスクリーンはWebアプリケーションのインストール機能などは、まるでChromeの機能を後追いしているようにも見えますが、既存のOSやアプリケーションはそのままで、シェルによってOSをWeb化するというのはMozillaらしいアプローチですね。
いずれはFirefoxと統合されて、Firefoxにシェルモードが追加される、なんていうことになるのでしょうか。