Cassandraが0.8にバージョンアップ。SQLに似たCQLを搭載し、分散カウンターも実装
NoSQLを代表するデータベースの1つ「Apache Cassandra」が、0.8へとバージョンアップしました。
RackspaceのEric Evans氏がCassandraのメーリングリストに投稿した内容によると、Cassandra 0.8の最大の特徴は、SQLに似た問い合わせ言語のCQL(Cassandra Query Language)をはじめて搭載したこと。
また、これまで要望の多かった分散カウンターを実装し、ノード間の暗号化通信を実装したことでパブリッククラウドなどの環境でのセキュリティが高まったとしています。
SQLに似たCQL
CQL 1.0では、USE、SELECT、UPDATE、DELETE、TRUNCATE、DROP、BATCHなどのキーワードを備えており、SQL文のようにデータベースの内容を操作できるとのこと。Python、Java、Node.js用のドライバーが提供されています。
CQLについては、第16回Cassandra勉強会での@yukim氏の資料「CQL」が公開されています。分かりやすくておすすめです。
また、英語ですが以下のスライドで概略が紹介されていました。
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