企業がお金を払ってサポートを受けているオープンソースソフトウェア、上位10種類とは。米オープンロジック
オープンソースソフトウェアを利用している企業に対して有償サポートを提供している米オープンロジック。同社がサポート対象としているオープンソースソフトウェアは500種類以上あるそうなのですが、その中からもっとも多く有償サポートが利用されている上位10種類のソフトウェアが発表されています。
Java関係のツールがほとんど
その10種類とは以下なのだそうです。
JBoss Application Server
J2EE準拠のアプリケーションサーバTomcat
Java Servlet、JavaServer Pagesなどに対応したアプリケーションサーバApache HTTP Server
説明不要でしょう。インターネット上でもっとも利用されているWebサーバHibernate Core
JavaとSQLのマッピングを行うORマッパSpring Framework
Javaフレームワーク。従来Java EEを用いていた場面でよく使われているStruts
MVC(モデル・ビュー・コントローラ)アーキテクチャをを利用した、Java対応のWebアプリケーションフレームワークMySQL Community Server
これも説明不要でしょう。オープンソースの代表的リレーショナルデータベースSubversion
バージョン管理システムAnt
makeのJava版ともいえる、Javaでよく使われるビルド管理ツールLog4j
Java プログラム用のログ API
こうしてみると、MySQLとSubversion以外はどれもJavaに関連したソフトウェアであることが分かります。しかもその多くは開発に関連するもののようです。
無償で提供されているオープンソースソフトウェアでビジネスをする手段として、サポートを有償で販売するというビジネスモデルがよく例に挙げられますが、(少なくとも同社の)有償サポートを多く利用するのはエンドユーザーよりも開発者であるという傾向がここからは見られるようですね。
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