Windows Azureの未発表ロードマップがJavaOneでうっかり公開?
Windows Azureで仮想マシンを動かす「VM Role」などの新機能が、来月10月28日から開催されるマイクロソフトの開発者向けイベント「PDC 10」で発表されるといわれています。
しかしそのPDCを待たずに、Windows Azureのさまざまな新機能のロードマップが、先週9月19日から開催されたOracle OpenWorldと同時開催のJavaOneのセッションで公開されていたようです。nsharp_2ch氏がツイートで指摘していました。
VM Roleは2011年、Hadoop対抗は2012年
Windows Azureのロードマップが公開されていたのは、JavaOneで行われたマイクロソフトのDavid Chou氏のセッション「Building Highly Scalable Java Applications on Windows Azure - JavaOne S313978」の資料の最後のページ。
このセッションはWindows AzureでスケーラブルなJavaアプリケーションを構築する方法を、アーキテクチャのレベルで解説するという内容になっています。その中にはVM Roleを用いた説明も何カ所か含まれており、その関係で最後にロードマップが紹介されたようです。
これによると、Windows Azureで仮想マシンを実行可能な「VM Role」が登場するのは来年2011年。そのほかVPNでオンプレミスと接続可能な「Virtual Private Network」、Memcachedに相当すると思われる「Distributed Caching」といった機能が登場予定であることが分かります。
2012年の「Data analysis Services」は、おそらくHadoop対抗のDryad、そしてWindows Azureアプライアンスも2012年とあります。Windows Azureアプライアンスは今年発表され、今年末から限定リリースを予定。一般リリースが2012年ということなのでしょうか。