Twitter、JavaScriptを同社のコアテクノロジに採用。UIとともにアーキテクチャにも変化が
新しいユーザーインターフェイスが徐々に浸透しているTwitter。変わっているのはユーザーインターフェイスだけではなく、内部のアーキテクチャにも変更が加わったそうです。
JavaScriptが同社のコアテクノロジとして正式に採用され、リッチクライアント化に向けたアーキテクチャへとシフトしたことが、同社のTwitter Engineeringブログにポストされたエントリ「The Tech Behind the New Twitter.com」で説明されています。
新ユーザーインターフェイスはクライアントAPI経由に
アーキテクチャの最大の変化の1つは、新しいTwitter.comのユーザーインターフェイスがTwitter自身のAPIを用いて構築されたこと。
One of the most important architectural changes is that Twitter.com is now a client of our own API. It fetches data from the same endpoints that the mobile site
Twitter.comのユーザーインターフェイスをロードしたときなど、すべてのデータはAPI経由でJSONデータとしてクライアントに送られるそうです。
In the initial page load and every call from the client, all data is now fetched from a highly optimized JSON fragment cache.
また、TwitterのAPIにアクセスするためのJavaScriptライブラリが、ツール「@anywhere」のために用意されました。@anywhereを用いると、Twitterへのログイン、ツイートボックス、フォローボタンなどTwitterの一連の機能を自分のWebサイト上に構築できます。
新しいTwitter.comのユーザーインターフェイスでは、AjaxライブラリのjQuery、JavaScriptローダーのLABjs、ブラウザのCSS機能の互換性チェックなどができるJavaScriptライブラリのModernizrなどのオープンソースソフトウェアを利用していることも明らかにされました。
TwitterのコアテクノロジーとしてJavaScriptが採用
そしてJavaScriptが同社のコアテクノロジーとして正式に採用され、アーキテクチャの変化は、さらに進んだリッチクライアント体験への注力を継続する第一歩だとしています。
With #NewTwitter, we’ve officially adopted JavaScript as a core technology in our organization.
(略)
We're very excited about the doors this architectural shift will open for us as we continue to invest more deeply in rich client experiences.
ブログのいちばん最後には、これが7人のコアエンジニアを中心とした4カ月のプロジェクトだったことが紹介されていました。
This application was engineered in four months by seven core engineers: Marcus Phillips, Britt Selvitelle, Patrick Ewing, Ben Cherry, Dustin Diaz, Russ d’Sa, and Sarah Brown, with numerous contributions from around the company.