[速報]クラウドサービスの米RightScaleが日本への進出を表明、年内にも
クラウドサービスベンダとして知られる米RightScaleのMichael Crandell CEOは、同社の日本でのビジネス展開を本格化するために日本法人を開設する計画があることを、Publickeyとのインタビューで明らかにしました。
現在スタッフの採用活動を進めており、具体的な時期は未定だが年内には設立したいとの意向を示しています。
「すでに日本からRightScaleのサービスを利用している顧客もいる」とCrandell CEOは日本でのビジネス展開に期待しつつも、当初は「スモールスタートで進めるつもりだ」とのこと。
また、噂では、と前置きしつつもAmazonクラウドのデータセンターが日本に設置される可能性についても触れ「その動きには非常に期待している」と、Amazonクラウドの国内展開との連係にも期待を込めていました。
Amazonクラウドの動向をにらみつつ
RightScaleは、Amazon EC2などが提供しているクラウドサービスに対する付加価値サービスにフォーカスした企業です。
同社が提供するサービスは、Amazonクラウドの標準機能より使いやすく、複数のクラウドを統合管理できる機能や、クラスタリングのようなよく利用されるアーキテクチャやシナリオに合わせてサーバやアプリケーションなどの設定をテンプレートという形で用意しデプロイを支援する機能、さらにクラウドにまたがったサーバのデプロイなどを実現する機能などを提供しています。
そのため、同社は噂されているAmazonクラウドのデータセンターが日本に設置されるかどうかについて関心を寄せており、その動向をにらみつつ日本でのビジネス展開を具体化させていくつもりのようです。
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