プライバシー情報を国外へ持ち出せる国、持ち出せない国の一覧
プライバシー情報のような重要な情報を国境を越えて持ち出しが許可されているかどうか。クラウドを企業が利用する上で、それぞれの国にどのような法規制があるのかは大事な関心事となっています。
米調査会社のフォレスターリサーチが、そうした国ごとのプライバシー情報持ち出し規制について一覧で参照できるページ「Do You Know Where Your Data Is In The Cloud?」を公開しています。規制の強さごとに国を色分けして世界地図に表示するほか、一覧でみることもできます。
一覧では、規制の強さ別に表示。もっとも厳しいのがアルゼンチン、ドイツ、スイス。日本は規制のゆるいグループに属しているようです。
国名(もしくは地図上でその国)をクリックすると、規制の詳細が表示されます。もっとも厳しいとされるドイツをみてみましょう。「Data transfers to countries w/o adequate data protection laws」(適切な法規制のない国へのデータ転送)の項目は「Prohibited」(禁止)となっています。
では日本はどうか。「Allowd」(許可)になっています。
日本も米国も、世界的な視野で見れば「Minimal Restrictions」(最小限の規制)というゆるいグループに属しているのですね。