次期Operaの「Opera 11」はアドオン機能搭載。さらなるカスタマイズを可能に
オペラは、次期バージョンとなるOpera 11にエクステンション機能(いわゆるアドオン機能)を搭載すると発表しました。同社の本社があるノルウェイのオスロで開催中のイベント「Up North Web」にて、同社Chief Development OfficerのChristen Krogh氏の講演でこの新機能の紹介が行われました。
ビデオで公開された講演内容によると、Christen氏はOpera 11がさらに高速なユーザー体験を提供し、快適にカスタマイズできるブラウザとなるとし、特にロングテールのユーザーに対して、エクステンション機能でそれを実現するとしました。
そして簡単なエクステンションの例として、Webページ上の任意の文字列を選択すると、Wikipediaを検索できるエクステンションを紹介しています。
アドビシステムズのOpen Screen Projectに参加
同社のブログChoose Operaにポストされたエントリ「Opera 11 will have Extensions」でも、Opera 11のエクステンションについての説明が行われています。
それによると、Opera 11のエクステンションは、他のブラウザのものとほぼ同様のものになり、ブラウザ上から簡単にインストール可能で、Opera 11の公開の時点でいくつかが利用可能になるようです。また、開発者向けの情報はDev Operaにて提供されるとのこと。
OperaはHTML5の推進とOperaでの対応に非常に力を入れてきたベンダですが、一方で先週10月7日にはアドビシステムズのOpen Screen Projectに参加を決定することも発表しています。昨年、グーグルがOpen Screen Projectに参加した後にはGoogle ChromeにFlash Playerが統合されるということがありました。Opera 11にはそのような変化はあるのでしょうか?
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