JDK 7は2011年中旬に決定。ただしクロージャはなし。2012年にJDK 8
JavaOneが開催される前にPublickeyで掲載した記事「来週JavaOneが開催。しかしJDK 7はこのまま行けば2012年中旬まで出ない、どうする?」で、今後のJDKの予定に2つの選択肢があることを紹介しました。
その選択肢は、オラクルでJava Platform GroupのChief Architectを務めるMark Reinhold氏がブログで示したものです。
Plan A: JDK 7 (as currently defined) Mid 2012
Plan B: JDK 7 (minus Lambda, Jigsaw, and part of Coin) Mid 2011
JDK 8 (Lambda, Jigsaw, the rest of Coin, ++) Late 2012
Plan Aは、いま予定されているJavaのアップデートをすべて盛り込むもので、ただし2012年までJDK 7は出ません。
一方、Plan Bは小さなアップデートだけを行い、来年2011年にはJDK 7をリリース。アップデートの多くを2012年のJDK 8に持ち越します。
Javaの主なアップデートとは、Javaにクロージャを持ち込むProject Lambda、JDKをモジュラー構造にするProject Jigsaw、Java言語のいくつかの拡張を含むProject Coinなど。
Plan Bを選択。5年ぶりのJavaアップデート
前述の記事でもお伝えしたようにReinhold氏の選択肢に対して、ブログのコメントのほとんどはPlan Bを推すものでした。そしてその後Reinhold氏が9月20日にポストしたIt’s time for … Plan Bでは、タイトル通りPlan Bを選択したことを明らかにしています。
何度もの計画変更を経て、これでようやくJDK 7が登場する見通しがたったといえそうです。