IE9でSVGに対応? マイクロソフトがW3CのSVGワーキンググループに参加
マイクロソフトはW3CのScalable Vector Graphics (SVG) Working Groupに参加したと、Internet Explorerの開発チームのブログ「IEBlog」のエントリ「Microsoft Joins W3C SVG Working Group」で表明しました。
SVGはこれから活躍する画像フォーマットの候補
IEBlogのエントリを引用します。
As a part of Microsoft's continued commitment to interoperability and standards support, yesterday we submitted our request to join the Scalable Vector Graphics (SVG) Working Group of the World Wide Web Consortium (W3C).
インターオペラビリティに対する継続的なコミットメントと標準サポートの一環として、昨日われわれはW3CのSVGワーキンググループに参加したいという要求を、W3Cに提出しました。
We're excited to take part in ensuring future versions of the SVG spec will meet the needs of developers and end users.
われわれは将来のバージョンのSVG仕様が開発者やエンドユーザーのニーズに沿うようなものになることに協力できることに感激しています。
SVGは、一般にWebブラウザで用いられているJPEGやPNG、GIFといった画像フォーマットとは異なり、XMLで記述されたベクトル型の画像フォーマット。拡大してもギザギザになるのではなくスムーズに拡大、縮小が可能なのが特徴です。
現在SVG 1.1がW3Cの勧告となっており、モバイル用のSVG Tiny 1.2も勧告となっています(ちなみにSVG 1.1の仕様書には、多数の日本人が編集者や著者として記されています)。
SVGその特徴から、PCのような大画面からタブレットやモバイルデバイスのような小さな画面までスムーズに対応できるため、今後は多方面で利用される画像フォーマットとなるかもしれません。
マイクロソフトもブログの中の次のような一文で、その重要さを認識していると書いています。
We recognize that vector graphics are an important component of the next generation Web platform.
われわれはベクターグラフィックスが次世代のWebプラットフォームの重要なコンポーネントであることを認識している。
マイクロソフトがSVGワーキンググループに参加したことは、すでにCNET Japanとマイコミジャーナルが報じています。