米国で求められているクラウドのスキルは? Amazonクラウドがダントツで1位
O'Reilly ResearchとSimplyHiredが共同で行った調査によると、米国でもっとも求められているクラウドのスキルは、Amazonクラウドに対応したスキルで、それを100とすると、Google App Engineが32、Windows Azureが27、Rackspaceが18に相当する要求があるとのことです。
記事「 RSPEAK_START Amazon's cloud platform still the largest, but others are closing the gap」からグラフを引用します。
これは調査を行った両社が、米国のジョブサイトに対する仕事の依頼件数を重複を取り除いてカウントした結果求めたものとのこと。
しかし、昨年と比較したグラフの伸び率では下位と上位が逆転し、AmazonクラウドやGoogle App Engineの伸び率に対して、Windows AzureやRackspaceのほうが昨年と比べて依頼件数が大きく伸びているのが見てとれます。
ElanceではGoogle App Engineが急伸
ジョブサイトの1つで、フリーランス向けの仕事を仲介するWebサービスを提供しているElanceが、第2四半期におけるIT関連の依頼の統計を発表しています。
それによると、要求の高いITスキルトップ10は以下のようになっています。
- PHP
- HTML
- MySQL
- WordPress
- CSS
- Flash
- JavaScript
- iPhone
- Ajax
- Joomla!
3位にMySQLが入っていること、8位にiPhoneが入っているところは興味深いですね。また10位にはオープンソースのCMSであるJoomla!が入っているのも、日本の事情とかなり違っている点を感じさせます。
そしてElanceに限れば、クラウド関係では38位に78ポイント上昇してGoogle App Engine、40位にAmazon Web Servicesが入っていて、Google App Engineが急上昇している点がティム・オライリー氏にも注目されていました。
Wow. RT @mikeloukides App Engine moves past Amazon as the most desired cloud computing skill: http://bit.ly/araHaH (per eLance)
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