グーグルの保有サーバは何万台? Amazonクラウドは? マイクロソフトは?
データセンターの最新事情を伝えている「Datacenter Knowledge」に、どのベンダがどれくらいサーバを保有しているのかをまとめた「Who Has the Most Web Servers?」というコーナーがあります。
そこにはDatacenter Knowledgeがこれまで報じてきた、さまざまなクラウドベンダらのサーバ保有台数の推測がまとめられています。クラウドに関するプレゼンテーションなどで、こうした数字を使いたいことはよくあると思うので紹介しましょう。
グーグルは3年前の数字でも突出
主なベンダの数字だけを抜き出してみました。オリジナルのページにはさらに情報があるので、ぜひ参照してみてください。
グーグル
45万台以上と見積もられている。ただしこれは少なくとも3年前の数字。
マイクロソフト
2008年中旬に21万8000台とされていた。ただし最新のシカゴデータセンターだけで30万台あるとされている。
Amazonクラウド
2009年時点で4万台と分析されている(Amazon EC2用のサーバとして)。
eBay
5万台以上は確実と思われる。
Facebook
6万台と予想される(2009年10月時点)
Rackspace
6万3996台(2010年11月時点)
グーグルは3年前の数字で見てもほかより突出しています。マイクロソフトの最新データセンターが30万台ですから、グーグルはそれ以上に増えているとみて間違いないでしょう。さらにグーグルは将来的には1000万台という途方もないビジョンを明らかにしています。
セールスフォースは3000台、さくらインターネットは?
ちなみに、セールスフォース・ドットコムのサーバは全部で3000台だと、今年の6月にCEOのマーク・ベニオフ氏が明らかにしています。
また、さくらインターネットはサーバ台数は明らかにしていませんが、ラック数は約2200であることを明らかにしています。ラックあたりサーバ5台としたら、約1万台ほどでしょうか。同社はいま石狩にクラウドデータセンターを予定していますので、今後はさらに飛躍的に増えそうです。
ちなみにIDC Japanによると、2009年通年の日本国内のサーバ出荷台数は51万7,000台だったそうです。
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