Windows 7からXPへダウングレード可能、マイクロソフトが認める
「マイクロソフトはWindows 7でXPへのダウングレードを認める予定(Microsoft will allow Windows 7 users to downgrade to XP)」というエントリが、Mary-Jo Foley氏のブログ「All About Microsoft」に掲載されています。
先週末にAppleInsiderが「ヒューレット・パッカードに、Windows 7をXPで置き換えることを2010年までマイクロソフトが許可(Microsoft allows HP to wipe Windows 7 with XP through 2010)というニュースを掲載し、その報道の真偽を確認するために、Foley氏がマイクロソフトの広報に確認したとのこと(それにしてもAppleInsiderが第一報というのもすごいですね)。
Foley氏とマイクロソフト広報とのやりとりを引用します。
MJF: Does Microsoft have downgrade rights for Windows XP planned as part of Windows 7?
Microsoft spokesperson: Yes. This is not the first time that Microsoft has offered downgrade rights to a version
(注:MFJとはMary-Jo Foley氏のこと。強調は筆者による)
ということで、マイクロソフトはWindows 7の一部にもXPへのダウングレード権があることを認めたようです。少し詳しく読んでみると、どうやら一部のOEMベンダーとボリュームライセンスユーザーが対象のようです。
このエントリの追記によると、
An HP spokesperson responded Monday afternoon, concurring with Microsoft's statement that Microsoft terms and conditions are consistent across OEMs.
だそうなので、全OEMベンダーに対して一貫した条件だということなのでしょうか。CNET Japanでも「マイクロソフト、「Windows 7」でも「XP」へのダウングレード権を提供へ」と報じています。
ところで、Windows XPのサポートはいつまで続くのでしょう? 実は来週の4月14日にはWindows XPとOffice 2003の「メインストリームサポート」期間が終了となり、「延長サポート」期間に入ると、インプレスのInternet Watchが報じています。
延長サポート期間に入ると、電話によるサポートやサービスパックによる機能追加などは行われなくなって、セキュリティ更新プログラムの提供と有償サービスなどが継続されるとのこと。延長サポート期間は5年後の2014年4月8日までの予定だそうです。
機能追加が行われなくなるというのは、なんだか逆に安定した感じがして好ましいような気もします。もともとサポートを利用しているユーザーもほとんどいないでしょうから、Windows XPはあと5年は安心して使えるということですね。