「IE6 No More」プロジェクト、スタートアップ企業で始まる
Internet Explorer 6を利用しているユーザーに、最新のWebブラウザであるFirefox 3.5、Internet Explorer 8、Safari 4、Google Chromeなどへ乗り換えてもらおう、というプロジェクト「IE6 No More」を、米国の複数のスタートアップ企業が協力して開始しました。
そして、多くのWebデベロッパーの参加を呼びかけています。
参加方法は、自分のWebサイトにあらかじめ用意されたJavaScriptHTMLのコードを貼り付けるだけ。このコードを貼り付けたWebサイトに、Internet Explorer 6でアクセスすると次のような画像が表示されます。
コードは上記の「IE6 No More」のCode Samplesのページに用意されています。日本語版も用意されていました(今日の午前中にはなかったので、どなたかが早くもこのプロジェクトに貢献したのではないかと思います)。
また、「Internet Explorer 6の利用者の多くは企業内ユーザーなのではないか?」という問いに、このプロジェクトはこう答えています。
We see this as a start -- the more complaints the IT department gets (especially from the top), the more pressure they'll feel to upgrade. Even if they can't upgrade IE 6 due to legacy applications, they could always install a version of Firefox side-by-side and only use IE 6 for the legacy apps.
これは第一歩のつもりだ。(IE6への)不満をIT部門が受け取るようにし、Webブラウザをアップグレードするようなプレッシャーをかけるようにしていきたい。たとえ、古いWebアプリケーションのせいでIE6を使い続けなければならないとしても、それとは別にFirefoxをインストールして利用することができるのだから。
先日、YouTubeがInternet Explorer 6のサポートを終了する予定だ、という記事「YouTubeが「IE6のサポートはまもなく終了します」、IE6を捨てられる日がついに来るか? 」を公開しましたが、徐々にInternet Explorer 6の終了日が近づいているようです。
以下に、「IE6 No More」のWebページに掲載されているプロジェクトの参加企業を紹介します。日本で知られているのは、ブログのコメント機能をアウトソースするDisqus、無料でWebサイトを構築できるWeeblyあたりでしょうか。