マイクロソフトのHyper-V R2が無償ダウンロード開始。その他のハイパーバイザの無償ダウンロードも併せて紹介
マイクロソフトがWindows Server 2008 R2の目玉機能の1つとして開発していたハイパーバイザのHyper-V Server 2008 R2(以下Hyper-V R2)が、無償でダウンロード可能になりました。いつもマイクロソフトの最新情報を教えてくれるMary Jo Foley氏のブログで真っ先に報じられています。
Hyper-V R2は、それまで機能的にほかのベンダと比べて劣っていたマイクロソフトのハイパーバイザを、競合ベンダの製品と十分に戦えるだけの能力を持った製品に押し上げる役目を担っていました。これまでのメディアの報道をみるかぎり、同社はそれに成功したといえそうです(参考:VMware社は次のNovell社になるかもしれないとするGartner社と、VMW株は下落するとするReuters社(20090707-9) - Virtualization.info)。
Hyper-V R2はマイクロソフトの以下のページからダウンロード可能になっています。
Hyper-V R2のいちばんのセールスポイントは、ある物理サーバで稼働中の仮想マシンを、稼働中のまますばやく別の物理サーバへと移動できるライブマイグレーション機能です。また、最大64個の論理プロセッサをサポートし、稼働中のストレージの追加、変更の対応などもサポートされました。下記の記事がHyper-V 2.0を詳しく解説しています。
ハイパーバイザの無償ダウンロードページ
サーバ向けのハイパーバイザは、現在では主要ベンダすべてが無償で提供するようになっています。下記にマイクロソフト以外の主要ベンダによるハイパーバイザの配布ページを紹介しましょう。
- VMware ESXiのダウンロードページ - ヴイエムウェア
- XenServerのダウンロードページ - シトリックス
- Xenのダウンロードページ - Xen.org
- xVMのダウンロードページ - サン・マイクロシステムズ
- Oracle VMのダウンロードページ - 日本オラクル