「HTML5」は「HTML5」であるとW3CとWHATWGが合意
HTML5の仕様をW3Cとともに作成しているWHATWG(Web Hypertext Application Technology Working Group)のブログ「The WHATWG Blog 」の9月10日付けエントリ「Spelling HTML5」で、「HTML5」は「HTML 5」(スペースあり)ではなく「HTML5」(スペースなし)が正しい表記であり、今後そのように表記することを、WHATWGとW3Cで合意したと紹介されています。
そもそもWHATWG側は以前からHTML5と表記されていましたが、W3Cのドキュメントなどでは「Web Applications 1.0」のように「HTML 5」とスペースを空けて表記されていました。
しかしこうした表記のばらつきはブランド戦略上よくないだろう、ということで、両者ともに今後は「HTML5」とスペースなしで表記することにしたのだそうです。
僕自身もW3Cのドキュメントを参照していたために、スペースありが正式表記だと思っていました。しかしこれまでの記事を読み返してみると、おおむねスペースなしで表記してますね......。今後は意識して書くようにするつもりです。
余談ですが「HTML5」は「エイチティーエムエル・ファイブ」と発音します。そんなの当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、「HTML4」は「エイチティーエムエル・よん」と発音している方、多くないですか? 実は僕もそうです。
でも、「HTML5」については先日インタビューさせていただいたグーグルの方も、モジラの方も(こちらはまだ記事として公開していませんが)、みなさん日本人ですが「エイチティーエムエル・ファイブ」と発音されていました。ですので、このままいけば「HTML5」は日本でも「エイチティーエムエル・ファイブ」という発音が定着するのではないかと、なんとなく想像しています。
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