EclipseがWindows Azureの開発環境に、PHPをサポート。マイクロソフトが支援
マイクロソフトが、Windows Azureの開発環境としてEclipseを利用可能にする「Windows Azure Tools for Eclipse」の支援を始めました。これによりWindows Azure上で動作するPHPアプリケーションの開発を可能にするEclipseプラグインが提供されるようになります。
また、Windows AzureをバックエンドにしたJavaアプリケーションの開発を可能にする「Windows Azure SDK for Java Developers」、Sivlerlightの開発環境を実現する「Eclipse Tools for Microsoft Silverlight」も発表しました。
PHP対応プラグインは11月に
Widnows AzureではC#だけでなくPHPもサポートしており「Windows Azure Tools for Eclipse」ではWindows AzureをターゲットにしたPHPアプリケーション開発がEclipseでできるようになります。
プロジェクトの作成や既存のPHPアプリケーションのWindows Azureへのマイグレーションのほか、「Windows Azure Storage Explorer」によってWindows AzureのBlobs,、Queues、Tablesなどに対する作成、変更、削除といった操作も容易に行えるようになるとのこと。
プラグインの開発はフランスのSoyatecが中心となり、マイクロソフトは全体のプロジェクト管理と資金や技術の面での支援を行うことになっています。プラグインの一般公開は来月11月の予定です。
JavaはREST経由で利用可能に
JavaはWindows Azureでサポートしている言語ではないため、「Windows Azure SDK for Java Developers」では、Windows AzureのQueues、Blobs、Tablesを呼び出すためのJavaクラスの作成、JavaセッションをWindows Azureに保存するための機能などを提供することになります。
マイクロソフトはこのために「Windows Azure SDK for Java Developers」というオープンソースプロジェクトも開始。JavaアプリケーションとWindows Azureのブリッジ機能のためのSDKの提供も同時に予定しています。
マイクロソフトとしては、Javaアプリケーションを開発する際にそのアプリケーションのストレージとしてWIndows Azureを利用しやすくしたい、という意図があるようです。
今月、CTP(Community Technology Preview)を開始し、来月にはファイナルを公開する予定になっています。
また、「Eclipse Tools for Microsoft Silverlight」では、EclipseでSilverlightアプリケーションの開発環境を提供しています。