クラウドに興味を示している業種は? 1位金融、2位製造、3位経営管理
ガートナーが「クラウドについて問い合わせの多い業種トップ20」を紹介していると、ブログ「徒然モデリング」で紹介されています。
ガートナーのThomas Bittman氏のブログにポストされた「Cloud Computing Inquiries at Gartner」によると、毎日寄せられるクライアントからの質問の中で、過去12カ月で1000件以上に達するクラウドについての質問をエンドユーザーの業種別にランキングすると、以下のようになるそうです。
- Financial services (12%)
- Manufacturing (10%)
- Business and management services (10%)
- Telecommunications and equipment (9%)
- Government (7%)
- Insurance (6%)
- Oil, gas and electric (5%)
- Professional/specialized services (5%)
- Schools and education services (4%)
- Food (4%)
- Retail (4%)
- Healthcare (4%)
- Media (3%)
- Chemical and pharmaceutical (3%)
- Military and National Security (3%)
- Freight services (2%)
- Energy management (2%)
- Membership organizations (2%)
- Commercial physical research (1%)
- Other (4%)
1位は金融業、2位は製造業、3位は経営管理とでも訳せばいいのでしょうか。4位がテレコム、5位は政府、6位は保険、7位は石油・ガス・電機、8位は専門サービス、9位は学校・教育、10位は食品とのこと。
金融はいまやコンピュータ装置産業と化している面がありますし、製造業も製造計画やサプライチェーン、設計やシミュレーションなど高度なコンピュータの利用抜きでは語れません。4位のテレコムもそうですね。
やはりコンピュータの依存度が高い業種はクラウドへの興味も比較的高い、という傾向があると見るべきなのでしょうか。とはいえ保険がやや低いのは、パブリッククラウドではセキュリティの心配があるからかな、などなど、いろいろ想像できるランキングです。
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