マイクロソフト2010年までの製品ロードマップ。分散メモリキャッシュ、大規模並列処理など登場

2009年5月20日

先週米国で行われたマイクロソフトのイベントTechEd2009で、2010年前半までの主なマイクロソフト製品のロードマップが発表されました。詳細を米国のデベロッパー・エバンジェリズムチームのブログ「US ISV Developer Evangelism Team : Roadmaps for Major Products Announced at TechEd」が伝えています。

US ISV Developer Evangelism Team : Roadmaps for Major Products Announced at TechEd

製品名と主なポイントを紹介していきましょう。

■2009年から2010年前半までにリリース予定のもの

  • Windows 7
  • Windows Server 2008 R2
    Hyper-Vの改良、最新のマルチプロセッサ環境への対応など
  • Exchange 2010
    オンプレミスとしてもサービスとしても提供。ユーザーエクスペリエンスの改良など
  • コードネーム:Geneva
    Active Directoryを拡張し、フェデレーションに対応
  • コードネーム:Dublin
    ワークフローなどを使ったアプリケーションのためのIIS拡張
  • コードネーム:Stirling
    デスクトップ、サーバ、アプリケーションなどの統合セキュリティスイート
  • コードネーム:Velocity
    分散インメモリアプリケーションキャッシュ
  • Visual Studio 2010 and .NET Framework
  • Windows Azure
  • Hyper-V Server 2008 R2
    ライブマイグレーションなどに対応するハイパーバイザ

■2010年の早期

  • Office 2010
    Webブラウザから利用可能なOffice Web applicationsも含む

■2010年前半

  • SQL Server 2008 R2
    より高度なBI機能の提供
  • コードネーム:Madison
    データベース用の大規模分散処理アプライアンス

ちなみに、日本でのTechEdは8月26日から28日まで、横浜パシフィコで行われるそうです。

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