2009年のグループウェア市場、中堅・中小企業はサイボウズが3割でトップ。SaaS利用はまだ4.2%
調査会社のノークリサーチが発表した2009年中堅・中小企業のグループウェア利用シェア(資料(pdf))によると、年商5億円から500億円の中堅、中小企業でのグループウェア市場でのトップは「サイボウズOffice」で24.2%、2位はLotus Notes/Dominoで21.3%、3位はマイクロソフトのExchange Serverで12.5%でした。1位のサイボウズOfficeを提供するサイボウズは、サイボウズガルーンの6.1%と合計で30%を超えるシェアを獲得することになります。
調査を行ったノークリサーチによると、Notes/DominoやExchange Serverはシェアを下げる傾向にあり、国産ベンダのサイボウズ、desknet's、NECのStarOfficeはシェアが上昇しているとのことです。
また、パッケージソフトとASP/SaaS形式の比較では、パッケージが90%以上で、ASP/SaaSはわずかに4.2%と、まだほとんど浸透していないことが分かります。
ノークリサーチは今後支持されるグループウェアとして、
他の情報系アプリケーションとの連携による使い勝手の良さが今後の評価を左右するポイントになってくると予想される。
と、連係による使い勝手という新たな評価ポイントが浮上することを予想しています。