Red Hatがコンテナ専業ベンダのCoreOS買収を発表、コンテナプラットフォームやKubernetes関連など強化へ
Red Hatは、CoreOSの買収を発表しました(Red Hatの発表、CoreOSの発表)。
CoreOSは2013年創業。サンフランシスコに本社を置き、従業員約130人の新興ソフトウェアベンダです。コンテナに特化した軽量なLinuxのContainer Linuxや独自のコンテナ実装であるrktなどを開発してきました。
Red HatはCoreOSの買収によって同社のコンテナプラットフォーム、とりわけオーケストレーションツールのKubernetes関連の強化を目論んでいると見られます。
CoreOSの現在の主力製品は、コンテナに特化した軽量なLinux OSの「Container Linux」、企業向けの商用Kubernetesを提供する「Tectonic」、そしてコンテナレジストリの「Quay」などです。一方のRed Hatは特にコンテナプラットフォームの分野でDockerとKubernetesを採用したPaaS型クラウド基盤のOpenShiftに注力しています。
Red HatによるCoreOSの買収は、ソフトウェアの製品ラインナップの強化だけでなく、CoreOSの持つKubernetes関連の技術力やエンジニアを手に入れることにつながります。特に後者はKubernetesに注力するRed HatにとってCoreOSのソフトウェア資産以上に重視しているのではないでしょうか。
Red Hatによる買収後も、CoreOS製品のサブスクリプションとサポートは継続され、CoreOSのデベロッパーコミュニティも維持されると説明されています。しかしいずれCoreOSの製品はRed Hatの製品ポートフォリオに合わせて整理されていくものと見られます。
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