来月にはJava 10が登場/「ITエンジニア本大賞2018」ベスト10/AppleもiOS/macOSをProgressive Web Apps(PWA)対応へ、ほか。2018年2月の人気記事
僕はこれまでずっとToDoリストは紙に手書きで管理してきたのですが、数日前からマイクロソフトのToDoアプリを使って電子的に管理することを試しています。
これまで手書きにこだわっていたのは、数日ごとに手で書き直すことでToDoを頭の中で整理しなおす意味があると思っていたからなのですが、ToDoアプリによる管理で手書きを省略してみたところでいままでとToDoに対する心持ちが変わった気がしないので、手書きのメリットはそれほどなかったのかもしれないなと思い始めています。
さて、先月の人気記事を紹介していきましょう。
2018年2月の人気記事
1位 来月にはJava 10が登場し、9月にはJava 11が登場予定。新しいリリースモデルを採用した今後のJava、入手方法やサポート期間はこう変わる(OpenJDKに関する追記あり)
2位 ITエンジニアが投票した「ITエンジニア本大賞2018」ベスト10が発表。人工知能の教科書/アルゴリズム図鑑/退屈なことはPythonにやらせよう、などランクイン
3位 AppleもiOS/macOSをProgressive Web Apps(PWA)対応へ。次のSafari 11.1でService Workerなど実装
2018年2月のトップ記事は、今後のJavaのリリースやサポートについて解説した記事でした。企業においてJavaは重要なシステムで使われるケースも多く、これから予定されているJavaのリリースモデルやサポート期間の変更は大きな影響があるはずなのですが、まとまった情報があまりないと感じてこの記事を書きました。
2位は翔泳社が主催の「ITエンジニア本大賞」の記事。数年前まで海外ではDr.Dobbs Journalの「Jolt Awards」でIT系書籍のアワードがあり、日本でも話題になっていました。残念ながらDr. Dobb's Journalはなくなってしまいました。そんなところに「ITエンジニア本大賞」が国内で行われるようになって、個人的にも大変注目しています。
4位 Webブラウザの操作をJavaScriptで自動化。Headless Chromeのフレームワーク「Puppeteer」がバージョン1.0に到達。ChromeのDevToolsチームが開発
5位 無償のコードエディタVSCode、実行中のJavaアプリのコードを動的に書き換えて修正できる「Hot Code Replacement」(ホットコード置換)を実現
6位 技術選定の審美眼。時代を超えて生き続ける技術と、破壊的な変化をもたらす技術を見極める(前編)。デブサミ2018
7位 AWSのシステム構成情報を集めて構成図を自動生成してくれる「CloudMapper」、オープンソースで公開
3位と下記の8位には、アップルとマイクロソフトが相次いでProgressive Web Apps(PWA)へ積極的に取り組むトピックがランクインしています。今年、2018年はService Workerを用いたPWAの実装が本格化する年になりそうです。
8位 マイクロソフト、Progressive Web Apps(PWA)をWindows 10のデスクトップで実行可能に。Windows 10はWindows、Linux、PWA対応のプラットフォームへ
10位 Ruby誕生25周年を祝うイベント「Ruby25」開催。まつもと氏にサプライズでお嬢様ふたりから花束贈呈
2018年2月の運営報告
毎月恒例、Publickeyの運営報告です。Google Analyticsによると、2018年2月のページビューは40万425、ユニークユーザーは16万2587でした。
先月、新しいデスクトップPCを購入したので、今月から仕事用のPCとして本格投入しはじめています。デスクトップ用のCPUはノートPC用と比べるとやっぱり体感で分かるくらい速いですね。なかなか快適です。
3月もよい記事をお届けできるよう頑張りますので、引き続きご愛読のほどお願いいたします。
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