AWS東京リージョンが「インターリージョンVPCピアリング」に対応。世界中のVPCとAWSのバックボーンで接続可能に
Amazon Web Services(AWS)は、東京リージョンがインターリージョンVPCピアリングに対応したことを発表しました。
Inter-Region VPC Peering is now available in 9 additional AWS Regions. https://t.co/BZjZIxqqVg pic.twitter.com/kpDnJLADRF
— Amazon Web Services (@awscloud) 2018年2月21日
インターリージョンVPCピアリングとは、異なるAWSのリージョンにあるVPC同士を、特別なゲートウェイやVPN接続などをすることなく、AWSのバックボーンネットワークを通じてプライベートIPアドレスで互いにやり取りできる機能です。
AWSのバックボーンネットワークを用いるためトラフィックがインターネット上に出ることはなく、通信は暗号化されて安全にやりとりされ、豊富な帯域幅を利用できるなどの利点があります。
インターリージョンVPCピアリングを用いることで、これまで以上にクラウド上のシステムを安全にグローバル展開することが容易になり、異なるリージョンに対応したディザスタリカバリのシステムやコストの安いリージョンを用いた分散処理などの実現を促進することになるでしょう。
インターリージョンVPCピアリングは昨年、2017年11月にAWSの米国にあるリージョンなどで利用可能となっており、今回その対応が東京リージョンへも広がりました。
あわせて読みたい
GitHubが示した2018年のオープンソースのトレンド。Angularのようなクロスプラットフォーム対応ツール、機械学習などに加え、学習や就職支援ツールも盛り上がると
≪前の記事
SSDの階層化技術でストレージの性能と容量を最適化。2台のストレージを相互に同期レプリケーションし、短時間で切り替える高可用性の実現[PR]