サーバレスアーキテクチャのAWS Lambda、Go言語とC#の.NET Core 2.0サポートを開始
Amazon Web Services(AWS)は、サーバレスアーキテクチャを実現するAWS Lambdaで、Go言語とC#の.NET Core 2.0でのサポートを開始したことを発表しました。
AWS Lambda now supports Go! Build your code using the native Go tools. Deploy & manage your serverless app authored in Go using AWS SAM. https://t.co/F5BHzje0GO pic.twitter.com/Op1ppwzskN
— Amazon Web Services (@awscloud) 2018年1月16日
You can now develop AWS Lambda functions in C# using the .Net Core 2.0 runtime! Get started easily with the AWS Toolkit for Visual Studio. https://t.co/uxmrKodaUY pic.twitter.com/h442a6DwEZ
— Amazon Web Services (@awscloud) 2018年1月16日
AWS LambdaはこれでNode.js、Java、Python、Go、C#に対応したことになります。
AWS LambdaのGo言語とC#対応はAWS re:Invent 2017で発表済み
AWS LabmdaのGo言語とC#対応は、昨年2017年12月にラスベガスで開催されたイベント「AWS re:Invent 2017」で発表されていました。
Amazon.com CTOのWerner Vogels氏がGo言語をサポートする予定であることを発表すると、会場からは大きな拍手があがり、Vogels氏はそれに応えてステージ上で「たくさんの人から、Go言語はサポートしないのかと聞かれた」と発言。Go言語対応のリクエストが多かったことを明らかにしていました。
C#のサポートはオープンソースの.NET Coreを利用
以下は、1月15日付で公開されたAWS LambdaのGo言語対応について、その一部を引用したものです。
You can now develop your AWS Lambda function code using Go. Lambda lets you run code without provisioning and managing servers. You simply upload your Go executable artifact as a ZIP file through the AWS CLI or Lambda console and select the go1.x runtime.
Go言語を用いてAWS Lambdaのファンクションを開発することができるようになりました。AWS Lambdaは、サーバのプロビジョニングや管理をすることなくコードを実行できる環境を提供します。単にGoの実行ファイルをZipファイルとし、AWSのコマンドラインかもしくはAWS Labmdaのコンソールからアップロード、go1.xランタイムを選択するだけです。
Go言語はオープンソースで開発されているプログラミング言語。シンプルにコードを記述できるため学習コストが小さく、タイプセーフかつメモリセーフにできているため安全なプログラムを記述しやすく、並列処理の記述も容易、コンパイルや実行が高速などの特長があります。
一方、C#の.NET Core 2.0での対応は、2016年にサポートが開始された.NET Core 1.0でのC#対応をバージョンアップしたものです。下記はAWS LambdaのC#対応について、一部を引用します。
You can use any of the .NET Core 2.0 libraries or frameworks when authoring your functions in Lambda.
AWSは、Visual StudioをAWS対応にする「AWS Toolkit for Visual Studio」を提供しており、これを利用することでC#を用いたAWS Lambdaファンクションの開発が容易になると説明されています。
(2018/1/16 15:54追記:C#は以前からサポートされており、今回は.NET Core 2.0でのサポートという説明が抜けていたので、本分とタイトルを変更しました)
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