[速報]Google、スマートフォン向けの機械学習ライブラリ「TensorFlow Lite」発表。DSPをアクセラレータとして利用。Google I/O 2017
Googleは5月17日(日本時間5月18日未明)から開催中の年次イベント「Google I/O 2017」にて、スマートフォンなどのデバイスで実行するアプリケーション向けの機械学習ライブラリ「TensorFlow Lite」を発表しました。
「TensorFlow Liteはアプリケーション向けのライブラリで、高速かつ軽量でありながら、ContinentやLSTMといった最新の技術を利用可能だ」(Dave Burke氏、Vice President Enginieering, Android)
TensorFlow Lite同時に、機械学習などで使われるニューラルネットワークの計算をDSPによってハードウェアアクセラレーション可能にするAndroid用のフレームワークも発表されました。これによってTensorFlow Liteによる機械学習の処理をDSPによって高速化できるようになるとのことです。
これらの新機能は、スマートフォンなどでの音声処理、画像検索、ARなどさまざまな処理に用いられるようになるとのこと。
TensorFlow Liteは、TensorFlowプロジェクトの一部としてオープンソースで公開される予定です。
Google I/O 2017
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